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福井県

令和7年度 地域伴走型支援 企画・運営

2026.03.30

PROFILE

品川 結貴

地域の食を活かした商品・イベント・場づくりの企画から運営まで、
目的や目標を明確にしたプロジェクトとしてマネジメントを行っています。
デジタルマーケティングを強みとし、30–40代をターゲットとした
“日常に溶け込む地域体験”の設計を得意としています。

品川結貴

企画概要

首都圏市場への挑戦を通じて、「自ら考え、売り方をつくる事業者」を育てる伴走支援


本プログラムは、福井県内の食品事業者を対象に、商品力の向上と首都圏における販路開拓を支援する「地域事業者伴走型支援」として実施しています。


令和7年度は、県内事業者から11件の応募があり、その中から、さらなる商品ブラッシュアップと県外販路の開拓に意欲を持つ6事業者を選定しました。


すでに地域で支持されている商品や、長年受け継がれてきた食文化を背景に持つ商品であっても、首都圏の市場で選ばれるためには、商品の魅力を分かりやすく伝えることが必要です。


そこで本プログラムでは、各事業者への訪問・面談を通じて、商品の特徴、ターゲット、価格、パッケージ、販売方法、情報発信などの課題を整理。専門家による助言と実際の商談機会を組み合わせ、商品開発から営業実践までを一気通貫で支援する構成としました。


また、福井県アンテナショップ「ふくい食の國291」などでの試食・テスト販売や、首都圏で開催される展示会への出展をプログラムに組み込み、実際のお客様やバイヤーの反応を商品改善につなげていきます。


実施概要

二つの展示会とテスト販売を軸にした、年間伴走型プログラム


令和7年度は、二つの展示会への出展を大きな実践機会として設定し、商品力と販路開拓力を段階的に高めるプログラムを設計しました。


面談だけで改善策を検討するのではなく、展示会や販売の現場で得られた評価を次の改善へつなげる、実践と検証を繰り返す伴走支援を行います。


 


主な実施プロセス




  1. 初回事業所訪問・対面面談

    各事業者の事業所を訪問し、商品の製造背景や現在の販売状況、今後開拓したい販路などを確認しました。


    対象商品の強みと課題を整理するとともに、ターゲット、価格、内容量、パッケージ、表示、販促方法など、今後ブラッシュアップすべき項目を明確にしました。


  2. 首都圏展示会への出展

    令和7年7月に東京で開催される展示会へ出展し、スーパーマーケットをはじめとする流通関係者との商談に取り組みます。バイヤーとの対話を通じて、商品の魅力が正しく伝わっているか、価格や容量が販売現場に適しているかなど、首都圏市場からの具体的な評価を収集します。

  3. 展示会後の振り返り面

    展示会で得られたバイヤーの意見や商談結果を振り返り、商品の改善点と今後の営業方針を整理します。商談で出た意見を受け取るだけでなく、それぞれの事業者が「どの意見を、どのように商品へ反映するか」を主体的に判断できるよう支援します。

  4. 対面フォローアップ面談

    令和7年10月に再度事業所を訪問し、商品ブラッシュアップの進捗を確認します。パッケージや表示、価格、販売ツール、情報発信などの改善状況を整理し、次の展示会に向けた具体的なアクションプランを策定します。

  5. 食品表示・パッケージの確認

    首都圏での販売や商談を見据え、対象商品の食品表示やパッケージを専門的な視点から確認します。商品の魅力を伝えるデザインだけでなく、販売に必要な表示内容や情報の整理についても支援し、商品としての完成度を高めます。

  6. スーパーマーケット・トレードショーへの出展

    令和8年2月には、幕張メッセで開催される「スーパーマーケット・トレードショー」へ出展します。全国のスーパーマーケットや小売・流通関係者が集まる場で、ブラッシュアップした商品の提案と商談を行い、新たな販路開拓の可能性を探ります。

  7. 試食・テスト販売の実施

    福井県アンテナショップ「ふくい食の國291」などにおいて、試食・テスト販売を実施します。実際のお客様の反応や購買行動を確認し、味、価格、容量、パッケージ、商品説明などを検証。店頭で得られた声を、今後の商品改良や販売戦略へ反映します。

  8. 総括・振り返り

    年間を通じた取り組みと商談結果を振り返り、各事業者の成果と今後の課題を整理します。単年度の展示会出展で終わらせるのではなく、その後の商談継続や商品改善、次年度の営業活動につながる成長戦略を事業者とともに検討します。


この一連の流れを通じて、
事業者自身が 自社商品の価値を客観的に捉え、マーケット視点で考える力 を養うことを重視しました。


本プログラムで目指すこと

市場の声を、自ら商品の成長につなげられる事業者へ


本プログラムでは、専門家が一方的に答えを提示するのではなく、事業者自身が市場の声を受け止め、次に改善すべきことを判断できる状態を目指しています。


展示会やテスト販売は、商品を販売するためだけの機会ではありません。


お客様がどこに関心を持つのか。

バイヤーがどのような情報を必要としているのか。

価格や容量、パッケージは販路に適しているのか。

商品の背景にある福井らしさが、相手に伝わっているのか。


こうした問いに実市場の中で向き合い、得られた反応を商品と営業活動へ反映することが、継続的な販路開拓につながります。


令和7年度は、二つの展示会とテスト販売を通じて、商品の磨き込み、伝え方の改善、商談経験の蓄積を段階的に進めていきました。


今後の展開

「首都圏で選ばれ続ける福井ブランド」の確立に向けて


今後は、展示会への出展を一時的な成果とするのではなく、商談後の継続的なフォローや商品改善を重ね、実際の取引につなげていくことが重要です。


令和7年度の取り組みを通じて得られた市場評価を各事業者の次の行動へ落とし込み、首都圏で継続的に販売できる商品と営業体制の構築を支援します。


KIBOでは今後も、地域事業者が自ら市場と向き合い、商品の価値を磨き、持続的に成長していくための伴走支援モデルの構築に取り組んでまいります。


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