新潟県新潟市
ITサービス企業 楽天で営業・マーケティング・新規事業立ち上げを経て、世界No.1CRM企業セールスフォースでソリューションエンジニア、ソリューションコンサルタントとして従事。現在新潟市DXアドバイザーや、国土交通省EBPM・情報化エキスパートとしても活躍。
新潟市は、新潟県の下越地方に位置する県庁所在地であり、県内で最も人口が多い市です。
1889年に市制が施行されて以来、政令指定都市としての地位を確立しており、市域には8つの行政区が設けられています。本州の日本海側においては唯一の政令指定都市であり、その中でも最大の人口を有する都市です。
新潟市がDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する中で、特に市民の利便性と利用のしやすさを重視することは非常に重要です。
市民の中には、スマートフォンやパソコンの利用に不慣れな方もいるため、全てをデジタル化することには慎重な配慮が求められます。
例えば、保育園の保護者のようにITに馴染みがある層にはデジタルサービスの導入が比較的スムーズですが、そうでない層には別のアプローチが必要です。一方で、図書館のように膨大なデータを扱うところでは、裏側の管理には多くのデジタル技術が導入されており、業務効率化が図られています。
市民が直接触れる部分においては、誰でも直感的に使えるUI(ユーザーインターフェース)やUX(ユーザーエクスペリエンス)が重要であり、職員の業務が効率的に進むようなデジタル化も欠かせません。
このように、利用者にとっての利便性と、裏方の業務効率化を両立させることが、DX推進の成功にとって不可欠であるといえます。
DXアドバイザーは月に1回新潟市役所に訪問させていただき、課を横断してデジタル化のご相談にのることをベースに動いています。
プロジェクトのフェーズによって異なりますが、プロポーザル前では要件の整理や仕様書のチェック、プロポーザル後ではプロジェクトが円滑に進んでいるかベンダーを含めたミーティングに参加します。
また広報やWebサイトをお持ちの課のデータ分析方法などのマーケティング支援や、実際に使用されているシステムの効率的な使い方のハンズオンなども行います。
自治体の職員は全員がデジタルに強いというわけではないので、プロジェクトの要所要所で参加させていただくことで、有耶無耶になっている点を明確にしたり、また外部のアドバイザーが発言することで、推進力となることもあるようです。
毎月新潟に足を運ぶようになって一年ちょっと、新潟は本当に住みやすく良い街だと感じています。
東京からも新幹線で2時間程度。さらに新幹線の本数も多いです。
日本海側なので海鮮が美味しいのはもちろんのこと、米所ですのでご飯、日本酒も美味しいです。
新潟市は政令指定都市でありながら、政令指定都市の中では一番小さいため、とてもデジタル化の推進がやりやすい環境ともいえます。
市民の方々の暮らしがより便利になるように、優しいデジタルとなるようにご支援させていただければと思います。