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福井県

日本酒&グルメイベント「酒蔵めぐりディナー 造り手と語らう、五感で味わう ― 南部酒造場編 ―」企画・運営

2025.06.28

PROFILE

秋山 直宏

地域の食材を活かした、シンプルで美味しいメニュー開発を得意としています。提供現場のオペレーションにも配慮し、現実的かつ再現性の高いレシピ設計が可能です。メニューの企画・開発から、スタッフへの落とし込み、品質を維持するための現場マネジメントまで一貫して対応します。現場と経営の両視点を踏まえた、実行力のあるサポートが強みです。

日本酒を「飲む」から、「理解し、味わう」体験へ

KIBOは、福井・越前大野の老舗酒蔵 南部酒造場 とともに、
蔵元を迎えて開催する体験型イベント
「酒蔵めぐりディナー − 南部酒造場編 −」 の企画・運営を行いました。


本企画は、日本酒に対して多くの人が抱く
「どう選べばいいかわからない」「違いが難しい」
という距離感を、造り手の言葉と、料理との体験を通して縮めることを目的としています。


企画コンセプト|“お酒に、料理を合わせる”という逆転の発想

本ディナーの最大の特徴は、
「料理に酒を合わせる」のではなく、「酒に料理を合わせる」構成


一杯ごとに日本酒の個性を起点とし、
香り・温度・酸・旨味の輪郭に寄り添う料理を設計することで、
日本酒そのものの魅力が立体的に立ち上がる体験を目指しました。


提供された日本酒は、純米大吟醸から生酛、山廃、貴醸酒まで全6種。
それぞれの背景や造りの違いを、蔵元自身の言葉で聞きながら味わうことで、
“知識”と“感覚”が結びつく時間をつくりました。


造り手とシェフが共につくる、一夜限りのマリアージュ

蔵元として登壇したのは、山形幸寛 氏。
創醸百年を超える南部酒造場の歴史、
名水・酒米・製法へのこだわり、熟成による味わいの変化まで、
参加者との対話を交えながら語っていただきました。


料理を手がけたのは、KIBOエグゼクティブシェフの
秋山直宏


フレンチで長年商品・メニュー開発を担ってきた経験を活かし、
今回は事前に酒蔵を訪問。
蔵元と共に酒を理解し、食材の生産地にも足を運んだうえで、
“その酒のための一皿”を設計しました。


会場設計|東京で福井を体感する場づくり

会場には、福井の食文化を発信する拠点
ふくい南青山291 内の
Cultive291を使用。


首都圏にいながら、
酒・料理・語りを通して「福井の風土」を感じられる空間として、
動線・進行・トークの間合いまで含めた体験設計を行いました。


KIBOの役割|企画から体験設計、運営までを一貫して

KIBOは本企画において、以下を担当しています。




  • イベントコンセプト設計




  • 酒蔵・蔵元との連携・調整




  • シェフとの商品・体験設計ディレクション




  • メニュー構成・ペアリング思想の整理




  • トーク構成・進行設計




  • 会場運営・体験全体のディレクション




単なる「食事会」ではなく、
日本酒の価値を、体験として再編集する場をつくることを重視しました。


成果と価値



  • 日本酒初心者から愛飲家まで満足度の高い体験を実現




  • 造り手の思想が“味の記憶”として参加者に残る設計




  • 酒蔵・料理人・参加者の新たな関係性を創出




  • 地域産業を“語れる体験”として都市に届けるモデルを確立




KIBOは今後も、
造り手の想い × 食 × 体験設計 を軸に、
地域の価値を一過性で終わらせないイベント・商品・仕組みづくりを行っていきます。


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