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島根県

古代出雲を楽しむ限定メニュー 古代出雲歴史博物館 × 日比谷しまね館 コラボレーション メニュー開発

2025.11.03

PROFILE

秋山 直宏

地域の食材を活かした、シンプルで美味しいメニュー開発を得意とする料理人。
提供現場のオペレーションまで踏み込んだ、再現性と持続性のあるレシピ設計を強みとし、
メニュー企画・開発からスタッフへの落とし込み、品質を維持するための現場マネジメントまで一貫して対応。
現場と経営、双方の視点を踏まえた「実行できるメニューづくり」を行っている。

古代の物語を、「食べる体験」へ

KIBOは、島根県出雲市にある古代出雲歴史博物館 と、
都内で島根の魅力を発信する拠点日比谷しまね館 をつなぐ
コラボレーション企画として、「古代出雲を楽しむ限定メニュー」 の企画・運営を行いました。


本企画は、博物館で展示される古代出雲の世界観を、
“見る”から“味わう”体験へと拡張することを目的としています。


企画背景|歴史文化を、もっと身近に

古代出雲歴史博物館は、古代出雲大社の高層神殿模型や国宝青銅器群など、
出雲の精神文化と歴史を今に伝える重要な施設です。


一方で、その魅力は「現地で鑑賞するもの」に留まりがちで、
日常の暮らしの中で体感する機会は限られていました。


KIBOは、歴史や考古学を、親しみやすい“食の体験”に翻訳することで、
幅広い層に古代出雲への関心を持ってもらう企画を構想しました。


企画コンセプト|古代出雲 × 遊び心ある食表現

本企画では、「学術的な正確さ」と「楽しさ」の両立を重視。


古代出雲の象徴である古墳をモチーフに、
味だけでなく、見た目や体験プロセスにも意味を持たせた
2つの限定メニューを開発しました。


限定メニュー①|しまね和牛すじの古墳カレー

中央に古墳をかたどった雑穀ご飯を配した、“見て楽しい・食べて満足する”一皿。


しまね和牛のすじ肉を贅沢に使用し、10種以上のスパイスで仕上げたマサラカレーは、
時間をかけて煮込むことで、ほろりとほどける食感と奥行きのある旨みを実現しました。


遊び心のあるビジュアルと、
大人も満足できる本格的な味わいを両立しています。


限定メニュー②|出雲抹茶の古墳ゼリー

こちらは「発掘」をテーマにした和スイーツ。


スコップ型スプーンで掘り進めながら、



  • 出雲産抹茶のぷるんとしたゼリー

  • ザクザク食感の抹茶クランブル

  • 濃厚な抹茶ジェラート


三層の味わいを楽しむ構成としました。


銅鏡を模したクッキーや出雲あんこを添え、古代出雲の世界観をデザートとして表現しています。


体験設計のポイント|「学び」と「楽しさ」の接続

本企画では、



  • 歴史を説明しすぎない

  • しかし、背景が自然と伝わる


というバランスを意識しました。


来店者が
「なぜ古墳の形なのか」
「出雲とどんな関係があるのか」
と会話を生み出すことで、食を入口に、歴史への興味が広がる導線を設計しています。


KIBOの役割|文化を体験に翻訳する

KIBOは本企画において、以下を担当しました。



  • 博物館とのコラボレーション企画設計

  • 歴史テーマの食体験への落とし込み

  • 限定メニューのコンセプト設計・開発

  • 提供オペレーション設計


単なるタイアップではなく、文化施設の価値を、都市生活者の体験へと橋渡しする企画として設計しました。


成果と価値


  • 古代出雲の歴史・文化を、食を通じて身近に伝えることに成功

  • 幅広い層の来店動機を創出

  • 限定・数量制による話題性と回転率の向上

  • 博物館×アンテナショップという新しい連携モデルを提示

  • 「学び」と「楽しさ」を両立した文化体験型メニューの実践事例を確立


KIBOは今後も、地域文化 × 食 × 体験設計を軸に、
歴史や文化を“今の暮らしに接続する企画”を展開していきます。


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