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島根県

キャラクターを“体験構造”へと昇華する しまねっこフェア 限定メニュー開発

2026.01.31

PROFILE

秋山 直宏

地域の食材を活かした、シンプルで美味しいメニュー開発を得意とする料理人。
提供現場のオペレーションまで踏み込んだ、再現性と持続性のあるレシピ設計を強みとし、
メニュー企画・開発からスタッフへの落とし込み、品質を維持するための現場マネジメントまで一貫して対応。
現場と経営、双方の視点を踏まえた「実行できるメニューづくり」を行っている。

開催概要

島根県観光キャラクター「しまねっこ」をテーマに、日比谷しまね館にて期間限定フェアを開催。


キャラクターの可視的な可愛らしさに留まらず、島根の素材・食文化・ブランドを掛け合わせ、
サンデーおよびプレートとして体験を設計した。


来店動機の創出と、地域理解の導線を同時に成立させるメニュー構成とし、
期間中は多くの来店者で賑わう結果となった。


開催概要:
開催期間:2026年1月17日(土)〜1月31日(土)
会場:日比谷しまね館


限定メニュー:
・しまねっこサンデー
・しまねっこプレート(1月24日・25日限定)


企画背景|キャラクターを「見る」から「味わう」へと転換した体験設計

「しまねっこ」は高い認知を持つキャラクターです。


一方、日比谷しまね館は、地域の食を通じた理解を担う拠点です。


キャラクターを入口にしながら、地域の素材・文化へと導く。


本企画は、その導線設計を目的としました。
キャラクター消費に終わらない、地域体験への転換です。


企画コンセプト|キャラクターの再編集

「しまねっこ」を単なる装飾ではなく、体験の核として再定義しました。


可愛さは入口に過ぎない。
その先に、島根の素材と味の文脈を配置しました。


ミルク、抹茶、焼菓子、ジェラート。
それぞれの要素が独立せず、関係性を持つよう構造化しました。


視覚・味覚・記憶を接続する設計です。


本企画は、「楽しさ」と「文脈」を両立する構造

・メニュー設計(サンデー)
木次乳業のミルクを基軸に、南国系ソースで軽やかな酸を付与。
濃厚なチーズケーキ、グラノーラの食感を重ね、食べ進めるごとに変化が生まれる構造とした。


・メニュー設計(プレート)
しまねっこモチーフの生菓子を中心に、出雲抹茶、台湾カステラ、ジェラートを配置。
和と洋、軽さと濃度のバランスを設計し、一皿の中で多層的な体験を構築した。


・視覚設計
キャラクターの形状を起点にしながら、過剰な装飾は避ける。
上品さを保ち、ブランド全体のトーンと整合させた。


・体験導線
「可愛いから選ぶ」から「島根の素材を知る」へ。
購買行動の中に学習導線を組み込んだ。


KIBOの役割|企画・設計・運営を一貫して

KIBOは本企画において、以下を担いました。



  • 企画設計(キャラクターと食の接続)

  • コンセプト設計(可視価値から体験価値への転換)

  • メニュー開発ディレクション

  • 体験設計(視覚・味覚・導線の統合)

  • 現場オペレーション設計

  • ブランド統合(日比谷しまね館としてのトーン設計)


成果と価値



  • ブランド価値
    キャラクター企画においても、文化性と品質を両立できるブランドとしての信頼を獲得。
    「可愛い」だけに依存しない設計思想を提示した。




  • 顧客体験
    視覚的な楽しさに加え、味覚とストーリーを伴う体験を提供。
    一過性ではなく、記憶に残る接触を実現した。




  • 関係性構築
    キャラクターを起点に、地域素材への関心を喚起。
    新規来店者と地域の接点を創出した。




  • 今後の展開
    キャラクター×地域素材というモデルの拡張可能性を提示。
    他地域・他IPとの連携にも応用可能な設計となった。




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