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埼玉県

埼玉県 6次産業化支援(講演、プランナー)

2024.04.01

PROFILE

品川 結貴

ITサービス企業 楽天で営業・マーケティング・新規事業立ち上げを経て、世界No.1CRM企業セールスフォースでソリューションエンジニア、ソリューションコンサルタントとして従事。現在新潟市DXアドバイザーや、国土交通省EBPM・情報化エキスパートとしても活躍。

品川結貴

6次産業化とは

6次産業化とは、農林漁業者(1次産業)が地域資源を活用し、主体的に加工(2次産業)や流通・販売(3次産業)に取り組むことを指します。


具体的な取り組みとして、以下のような事例が挙げられます。



  • 加工品の製造・販売(例:農産物を使用したジャムやスイーツ)

  • 消費者への直接販売(例:産直ECサイト、道の駅での販売)

  • 観光農園や農家レストランの運営


6次産業化は、農業の収益性向上地域活性化の観点からも重要な取り組みです。


6次産業化とマーケティングの課題

農業を本業としながら、加工・販売を行うため、ブランディングやマーケティングに割ける時間や知見が十分でないケースが多く見られます。


埼玉県は東京に隣接し、交通の便が良いエリアとそうでないエリアが混在しています。

特に人口密度が低い地域では、実店舗があっても認知を広げる手段が不足していることが課題です。


さらに、6次産業化は本業ではないため、収益が見込めない事業へのコスト投資は難しいのが実情。

そのため、売上・利益につながるマーケティング戦略が不可欠となります。


ご支援内容

埼玉県主催の6次産業化スキルアップ講座や市区町村主催のセミナーへの登壇、6次産業化プランナーとして農家・製造者の事業支援を行っています。


6次産業化プランナーとしての主な支援内容



  • 事業戦略策定支援(市場分析、ビジネスモデル構築)

  • 販路開拓支援(商談会・マルシェ出展、EC展開のサポート)

  • デジタル化支援(予約・販売システムの導入、SNS活用)

  • マーケティング支援(商品ブランディング、ターゲット設定)


お悩みの整理から、戦略策定・具体的なアクションプランの落とし込みまで、包括的にサポートいたします。


今後の展望

今後、フードテックの加速を視野に入れ、まずは農業のBPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)を進める必要があると考えています。



  • 人がやるべきことと、デジタル化できる部分を明確にする


埼玉県は東京に近い立地であり、農業DXを推進するのに最適な環境です。今後、日本の農業を支える実証実験(PoC)を積極的に進めていきたいと考えています。


また、埼玉県は東京での商品販売がしやすいエリアでもあるため、テストマーケティングの場として活用し、ブランド価値の向上や販路拡大を支援していくことも重要な取り組みとなります。


今後も、地域の農業者と共に、持続可能な6次産業化の推進に努めてまいります。


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