福井県
地域の食を活かしたイベントの企画から運営まで、目的や目標を明確にしたプロジェクトとしてマネジメントをしていきます。デジタルマーケティングを強みとして、30-40代をターゲットとしたイベント開催が得意です。
本プログラムは、福井県内の中小事業者の「自立支援」と「首都圏販路開拓」を目的として実施し、食品卸「五味商店」の寺谷健治氏を伴走支援者に迎え、事業者ごとの課題を整理しながら、商品力や営業力のブラッシュアップを支援してまいりました。
また、展示会(こだわり商品展示会、スーパーマーケットトレードショー)への出展を通じた市場実践を組み込み、商品開発、販売戦略、販促計画、営業力強化を図り、持続可能な成長モデルの確立を目指して取り組みました。
対象は、既に一定の販売実績を有しながら、さらなるブラッシュアップによる県外販路拡大を目指す意欲的な食品事業者とし、参加事業者を選定いたしました。
本プログラムは、2回の展示会出展を軸に、商品ブラッシュアップと販路開拓力の強化を図る伴走型支援プログラムです。
エントリー・選考を経て、年間を通じた各種支援を段階的に実施しました。
はじめに、事業者ごとの課題を把握するため、初回面談と事業所訪問を行い、現状分析と目標設定を行いました。
続いて、実際の市場に触れる機会として、東京都内で開催される「こだわり商品展示会」に出展し、バイヤーとの商談や市場評価を得ました。
展示会後は、オンライン面談を実施し、展示会で得たフィードバックをもとに、課題整理と商品ブラッシュアップに向けた取り組みを進めました。
さらに、対面によるフォローアップ面談を行い、課題対応の進捗確認や、次のステップに向けた具体的なアクションプランの策定を支援しました。
2回目の展示会として、国内最大規模の食品展示会である「スーパーマーケットトレードショー(SMTS)」に出展し、より多くのバイヤーとの商談機会を創出しました。
最終段階では、年間を振り返る総括会を実施し、各事業者の成果と課題を整理するとともに、今後の販路開拓・成長戦略に向けたアドバイスを行いました。
この一連のプロセスを通じて、参加事業者が自社商品の魅力を客観的に見直し、販路開拓の実践力を高めることを目指しました。
今回の地域事業者伴走型支援プログラムは、参加事業者の意識変革と販路拡大の第一歩を着実に後押しすることができました。
今年度のスーパーマーケットトレードショー(SMTS)への出展を経て、販路開拓に向けた取り組みが本格化しつつあります。
しかし、本プログラムの成果を一過性のものとせず、今後も継続的な支援を通じて、さらに福井県産品の販路拡大とブランド力強化を目指してまいります。
次年度においては、「首都圏で売れる福井ブランドの確立」を目標に、より高い成果創出を実現するため、プログラム設計と伴走支援体制を一層強化してまいります。