奈良県
ITサービス企業 楽天にて営業・マーケティング、新規事業立ち上げを経験後、
セールスフォースでソリューションエンジニア/コンサルタントとして業務設計・改善に従事。
現在は自治体・地域事業者向けに、DX・店舗ブランディング・販促支援を行っている。
「奈良まほろば館」は、奈良県の特産品を扱うショップに加え、旬の県産食材を楽しめるカフェ・レストランを併設する奈良県のブランドショップです。2021年8月、新橋へ移転し、ロゴを刷新。観光情報発信や物産販売に加え、食の魅力を伝えるレストランも展開しています。
2023年1月、「来館プロモーション」「店舗づくり」「リピーター確保の仕組み」「ブランディング戦略」をテーマに、短期施策の企画提案および実行支援を行う業務が募集されていました。
実店舗における「来館促進」「体験設計」「リピーターづくり」を現場起点で支援できる取り組みであると考え、本プロジェクトに参画しました。
マーケティングの経験はあるものの、実店舗のブランディングや販促の知見は多くはありませんでした。しかし、ご縁をいただき、「奈良まほろば館」の店舗ブランディング・販促アドバイザーを務めることになりました。
週1回「奈良まほろば館」に出向き、店頭を見たり、スタッフと対話。また、消費者視点を知るため友人に訪問してもらい、感想を伺いました。
店舗観察やスタッフヒアリングを通じて、「ブランディング(価値の伝え方)」と「プロモーション(行動につなげる導線)」の2軸で課題を整理し、優先度をつけて改善を進めました。
リニューアルから1年半の店舗は非常に綺麗で、商品も美しく陳列されていました。スタッフはアイデア豊富で行動力があるものの、日常業務が多く、アイデアの具現化が難しいという課題がありました。
また、2階はレストラン、1階には軽飲食ができる飲食ブースがありましたが、飲食ブースは休憩所のような立ち位置で、プロモーションがされていない状況でした。
必要だったのは、業務整理のサポートと、スタッフの行動を自然に後押しする「ナッジ(小さな促し)」でした。
飲食ブースで掲示されていたメニュー写真はスタッフが撮影していましたが、撮影の目的が明確でなく、美味しそうに見えにくい状態でした。
そこで、まず「どのような写真を撮りたいのか?」というゴール設定から開始。
Googleの画像検索を活用し、例えば「おしるこ」の画像を参考に、構図・お椀の配置・光の当て方・影の作り方を調整。
写真を差し替えたことで、「美味しそう」「これにします」といった声が増え、スタッフ自身も撮影や見せ方を意識するようになりました。
(左が従来のメニュー写真、右が工夫して撮影した新メニューのお汁粉)
短期間の業務でしたが、奈良県の魅力を深く知ることができました。現在もSNSなどで店舗の様子を見ていますが、ますます良くなっていると感じています。
やはり、奈良の魅力を一番知っているのは奈良の方々。これからも、さらに発展していくことを期待しています。
同じアンテナショップ運営に携わる仲間として、今後も共にアンテナショップを盛り上げていければと思います。
KIBOは、現場の声とマーケティングの視点をつなぎながら、無理なく続く店舗づくりと、伝わる仕組みづくりを支援しています。