奈良県
ITサービス企業 楽天で営業・マーケティング・新規事業立ち上げを経て、世界No.1CRM企業セールスフォースでソリューションエンジニア、ソリューションコンサルタントとして従事。現在新潟市DXアドバイザーや、国土交通省EBPM・情報化エキスパートとしても活躍。
「奈良まほろば館」は、奈良県の特産品を扱うショップと、旬の県産食材を使った食を楽しめるカフェ・レストランをそなえる、奈良県ブランドショップです。
かつては日本橋にありましたが、2021年8月10日(木)に新橋に移転しました。
移転時にロゴも刷新し、奈良の観光情報発信と物産販売に加えて、食の魅力を伝えるレストランを併設し、奈良の食もお楽しみいただけるようになりました。
2023年1月に奈良まほろば館の「来館プロモーション」「店舗づくり」「リピーター確保の仕組み作り」「ブランディング戦略」といったテーマに対して施策の企画提案及び実行のサポートを4カ月間の短期で行うお仕事を募集されており、2023年3月にオープン予定の福井県アンテナショップリニューアルに向けて他県の事例を知るべく、関わらせていただきました。
マーケティングの経験はありながら、実店舗のブランディング・販促については知見があまりあるわけではなかったですが、ご縁がありまして、店舗ブランディング・販促アドバイザーを拝任することになりました。
週1回「奈良まほろば館」に出向き、店頭を見たり、スタッフさんと話をしました。
また消費者の意見を聞くために友人に「奈良まほろば館」に来てもらい、感想を伺いました。
その上でブランディングとプロモーションという観点の2つで課題をまとめ、改善案を一緒に行なっていきました。
店舗はリニューアルして1年半程度しか経っておらず非常に綺麗な店舗で、商品が綺麗に陳列されていました。
スタッフさんは色々アイデアを出して動ける方なのにも関わらず、日常の業務が多すぎて、なかなかアイデアが具現化できていない点が解消できれば、きっとさらに良いお店になるのにといった印象でした。
また2階がレストランとなっており、1階の物販店舗には軽飲食ができる飲食ブースがありましたが、飲食ブースについてはあくまで物販の休憩所のような立ち位置で、あまりプロモーションされていませんでした。
ただ、やる気があって、アイデアもある場合は、業務整理のお手伝いと行動をそっと後押しする「ナッジ」で充分だと感じました。
飲食で掲示されているメニューの写真もスタッフさんで撮影をされていました。
ただ、どのような写真を撮影したいかのゴールがないままに準備されて、撮影がされていたので、美味しそうな写真にではありませんでした。
そこで、一度何かを撮影したいときには、まずはどのような写真を撮るのがゴールを定めることから開始しました。Googleの画像検索はとても便利で、例えば「おしるこ」と入れて画像検索をすると様々なお汁粉が出てきます。
その中で良いなと思える写真を見つけて、まずはお椀などを並べていきます。また影なども真似して、撮影場所や角度を調整します。
ちょっとした工夫により、美味しそうに見える商品写真になります。
(左がメニュー、右が工夫して撮影の練習をした新メニューのお汁粉)
短期間のお仕事ではありましたが、今まで知らなかった奈良県を知ることができました。
また就業期間が終わった今でもSNSなどを見ていますが、どんどん良くなっていると感じています。
やはり奈良の魅力は奈良の方が一番よくご存知ですので、これからも頑張っていってほしいなと思っています。
同じアンテナショップの運営に携わる仲間として、また一緒にアンテナショップを盛り上げていければと思います。