国土交通省
ITサービス企業 楽天で営業・マーケティング・新規事業立ち上げを経て、世界No.1CRM企業セールスフォースでソリューションエンジニア、ソリューションコンサルタントとして従事。現在新潟市DXアドバイザーや、国土交通省EBPM・情報化エキスパートとしても活躍。
国土交通省では複数分野のスペシャリストと連携して、⼤規模なデジタル改⾰を進められること。それが、8⼈のスペシャリストを迎えてきた当省の強みです。統計改⾰、法務、PMO、BPR、EBPM、セキュリティの分野において、弁護⼠やプロジェクトマネージャー、セキュリティスペシャリストといった副業⼈材を採⽤してきました。
こうした⼈材で集まり、⾏政⼿続におけるBPRに係るプロジェクト等を円滑に進めるための各種⽀援を⾏うほか、⽣成AIやRPA等の先進技術をテーマにした提案型業務を通じて、職員のリテラシー向上等を図っているところです。
200以上のプロジェクトの統⼀的かつ横断的⽬線からの管理、国⼟交通省におけるデジタル広報等の担当として、2024年7月よりご縁がありスペシャリストの一員になりました。
BPRとは業務本来の⽬的を達成するために既存の組織や制度を抜本的に⾒直し、職務や業務フロー、管理機構、情報システムを改めてデザインすることを指します。
デジタル化で一番重要なのは今の業務をそのままデジタルに置き換えるのではなく、その変化のタイミングだからこそ、業務フローを見直して、効率化を図る必要があります。
またAIの活用なども増えていますが、人がやるべきところ、デジタルがやるべきところの見極めは慎重にする必要があります。
また同時に今の業務を「本当に必要ですか?」と問う勇気も必要です。原課の方ですと、過去ずっとやっているから必要という考えの方もいらっしゃいますが、実際には必要ないこともあります。捨てる勇気があってこそ、本当に時間を使うべき業務に時間を使えるようになります。
都道府県、市区町村のご支援はさせていただおりましたが、国のお仕事に関わるのは今回が初めてとなりますが、やはり予算規模や業務のボリューム感が違うと感じています。
また自治体のお役所仕事と言われるような仕事だけではなく、国のデジタル化を率先して進めるべく、挑戦的なことも行なっていく必要があります。
民間企業とともに日本が将来的に人口が少なくても効率化された業務により、成り立つような国となるようなご支援ができればと思います。