福井県
地域の食を活かした商品・イベント・場づくりの企画から運営まで、
目的や目標を明確にしたプロジェクトとしてマネジメントを行っています。
デジタルマーケティングを強みとし、30–40代をターゲットとした
“日常に溶け込む地域体験”の設計を得意としています。
本イベントは、福井の伝統工芸 越前打刃物 の技術を実際に体験しながら、
福井県を代表する高級魚 若狭のぐじ(甘鯛) を一人一尾ずつ捌く、体験型ディナーイベントです。
使用する包丁は、越前打刃物の老舗 龍泉刃物 の「武礼禅(ブレイゼン)」シリーズ。
捌いたぐじはひつまぶしに仕上げ、福井の日本酒とともに味わっていただきました。
龍泉刃物 は1948年創業の越前打刃物メーカー。
伝統的な本鍛造技術を継承しながら、機能性と美しさを兼ね備えた刃物づくりを行っています。
中でも「武礼禅」シリーズは、
を兼ね備え、プロの料理人からも高く評価される逸品です。
通常は料理人が調理を行う 福とほまれ のイートインスペースにおいて、
今回はお客様自身が調理に参加する初の体験型イベントとして実施しました。
「見る」「使う」「食べる」 を一体化させた体験設計により、
工芸と食の魅力を立体的に伝える場となりました。
本イベントを通じて、越前打刃物を「展示品」ではなく、
実際に使うことで価値を理解する体験として提示することができました。
また、参加者が自ら魚を捌き、料理として完成させるプロセスを組み込むことで、
道具・食材・日本酒が一体となった、記憶に残るディナー体験を創出しました。
一方で、キッチン内での体験にはスペース面の制約も見えたため、
今後は客席側で完結できる、よりコンパクトで快適な体験型メニューへの発展が課題として明確になりました。
本事例は、
工芸・食・体験を掛け合わせたアンテナショップイベントの有効なモデルとなり、
今後の継続的な展開に向けた実証的な取り組みとなりました。