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福井県

日本酒&グルメイベント「酒蔵めぐりディナー 造り手と語らう、五感で味わう ― 𠮷田酒造場編 ―」企画・運営

2025.11.22

PROFILE

秋山 直宏

地域の食材を活かした、シンプルで美味しいメニュー開発を得意とする料理人。
提供現場のオペレーションまで踏み込んだ、再現性と持続性のあるレシピ設計を強みとし、
メニュー企画・開発からスタッフへの落とし込み、品質を維持するための現場マネジメントまで一貫して対応。
現場と経営、双方の視点を踏まえた「実行できるメニューづくり」を行っている。

女性杜氏の感性が、酒と料理をやさしく結ぶ夜

KIBOは、永平寺の地で200年以上の歴史を紡ぐ老舗酒蔵
𠮷田酒造場 とともに、蔵元・杜氏を迎えて開催する体験型イベント
「酒蔵めぐりディナー − 𠮷田酒造場編 −」の企画・運営を行いました。


本企画では、女性杜氏・𠮷田真子氏が醸す
やさしく、透明感のある酒質を軸に、
日本酒を「知識」ではなく、「感覚と物語」で理解する体験として設計しています。


企画背景|永平寺テロワールを、都市で味わう

𠮷田酒造場が大切にしているのは、「永平寺テロワール」という考え方。
水、米、土、風土、そして人の手仕事。
それらが重なり合うことで生まれる、凛として華やかで、どこまでもやさしい日本酒です。


KIBOはこの思想を、単なる情報として伝えるのではなく、
造り手の言葉、料理との関係性、場の空気を通して、
都市にいながら体感できる形へと再編集しました。


企画コンセプト|“お酒に、料理を合わせる”マリアージュ

本ディナーの核となるのは、
「料理に酒を合わせる」のではなく、「酒に料理を合わせる」という視点。


「永平寺白龍」を中心とした6種の日本酒を主役に据え、それぞれが持つ
・やわらかな旨み
・繊細な香り
・余韻の長さ


に寄り添うよう、料理を一皿ずつ設計しました。


酒と料理が競い合うのではなく、
互いの輪郭をそっと引き立て合うことで、
女性杜氏ならではの美意識が、静かに立ち上がる構成としています。


造り手の言葉が、味わいを深める

当日は、𠮷田酒造場の蔵元・杜氏が登壇。
酒造りへの想い、永平寺という土地が酒に与える影響を、
参加者との対話を交えながら語っていただきました。


「なぜこの酒は、こんなにもやさしいのか」
「どんな料理と出会うと、最も美しくなるのか」


造り手自身の言葉を通すことで、
一杯の日本酒が、土地と人の記憶を宿した存在へと変わっていく
その変化を、参加者自身が感じ取る時間を丁寧につくっています。


シェフの役割|酒のための一皿を描く

料理を手がけたのは、KIBOエグゼクティブシェフ秋山直宏


フレンチで培った商品開発・体験設計の視点を活かし、
今回は「酒の美しさを最大限に引き出すこと」を最優先に、
6品の特別コースを創作しました。


海の幸や発酵を軸に、香り・温度・食感の重なりまで計算された一皿一皿が、
日本酒の余韻を静かに広げていきます。


KIBOの役割|企画・設計・運営を一貫して

KIBOは本企画において、以下を担いました。



  • イベント全体のコンセプト設計

  • 酒蔵・蔵元との企画設計・調整

  • シェフとのマリアージュ設計ディレクション

  • トーク構成・体験導線設計

  • 会場運営・進行管理

  • ブランド体験としての一貫性担保


単発の食事会ではなく、
酒蔵の価値を都市で継続的に伝えていくためのモデルとして設計しています。


成果と価値


  • 女性杜氏の酒質を、体験として可視化
    やさしさ・透明感・余韻といった酒の個性を、
    言葉と料理の両面から体感できる設計により、
    𠮷田酒造場ならではの世界観を深く印象づけることに成功。

  • 日本酒初心者にも開かれた理解体験を実現
    難解な専門知識に寄らず、
    感覚・対話・味わいの積み重ねによって、
    「自分の言葉で日本酒を語れる」入口を提供。

  • 酒蔵・料理人・参加者の関係性を編み直す場を創出
    造り手の思想が、料理を介して参加者の記憶に残る構造を確立。
    日本酒を“商品”ではなく“物語ある存在”として伝える実践事例となった。

  • 都市における地域酒蔵の継続的発信モデルを構築
    単発イベントに留まらず、
    今後の酒蔵シリーズ展開やブランド体験へと接続可能な土台を形成。


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