福井県
地域の食を活かした商品・イベント・場づくりの企画から運営まで、
目的や目標を明確にしたプロジェクトとしてマネジメントを行っています。
デジタルマーケティングを強みとし、30–40代をターゲットとした
“日常に溶け込む地域体験”の設計を得意としています。
昆布屋孫兵衛は、福井県福井市にある創業241年の老舗和菓子店。
その十七代目シェフパティシエ・昆布智成 氏が監修するクレープシリーズ
「Crepe291(ニーキューイチ)」の第二弾を展開しました。
第一弾の成功を踏まえ、
今回は“カフェでゆっくり味わうデセール”としての完成度を高めた、
皿盛りスタイルのクレープを3種企画しています。
“O-gon no Ume” Crepe Suzette with Vanilla Ice Cream
福井県産「黄金の梅」のフルーティーな酸味に、オレンジの香りを重ねたクレープシュゼット。
仕上げに添えたバニラアイスのまろやかさが、梅の香りと酸味をより一層引き立てます。
“Echizen Shio” Salt & Butter Caramel Crepe with Vanilla Ice Cream
シャープで力強い塩味が特徴の福井県産「越前塩」を使用。
塩バターキャラメルソースに仕立て、さらにバニラアイスの上にもひとつまみの塩を添えました。
甘さ・ほろ苦さ・塩味のバランスが際立ち、
最後まで飽きずに楽しめる一皿です。
“Tomitsu Kintoki” Sweet Potato Brûlée Crepe with Cassis & Framboise
福井県あわら市富津地区で栽培された「とみつ金時」を使用した、濃厚なブリュレ仕立て。
さつまいものまろやかな甘みに、カシスソースとフランボワーズの酸味を合わせました。
「ブリュレのコク」と「果実の酸味」が重なり合い、
別々に、そして一緒に味わっても楽しめる構成です。
第一弾の「Crepe291」は、いちごを使用した春限定商品として好評を博しました。
終売を前に、より季節感を打ち出した新たな展開が求められていました。
また、Cultive291はカフェ利用のお客様が多く、
「手持ちのクレープよりも、皿盛りのデセールの方が食べやすい」という声も多く寄せられていました。
そこで第二弾では、
“シェフ監修のデセールとしてゆっくり味わうクレープ”をテーマに、
皿盛りスタイルでの商品開発を行いました。
今回は発売開始イベントを行わず、通常メニューとして静かにリリースしましたが、
SNSを中心に話題となり、ゴールデンウィーク前の販売開始以降、
クレープを目当てに来店されるお客様が連日見られました。
シェフ監修スイーツとしての完成度の高さに加え、
「カフェで落ち着いて楽しめるデザート」として、
多くのお客様から高い評価をいただいています。
本事例では、第一弾の反響や顧客の声を踏まえた商品再設計を行い、
手持ちスタイルから皿盛りデセールへの提供方法の転換、
地域食材の特性を活かしたメニュー編集、
イベントに依存しない日常導線での売り場づくりを一体で設計しました。
「Crepe291」第二弾は、話題づくりに留まらず、
カフェの定番として継続的に愛される商品として育てていくことを目的とした取り組みです。
KIBOでは今後も、シェフ・生産者・場をつなぎながら、
地域食材を“体験として届く形”に編集する商品開発を進めていきます。