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福井県

福井の食材を活用した新商品開発プログラム「クラフトビール造り講座」

2025.09.06

PROFILE

品川 結貴

地域の食を活かしたイベントの企画から運営まで、目的や目標を明確にしたプロジェクトとしてマネジメントをしていきます。デジタルマーケティングを強みとして、30-40代をターゲットとしたイベント開催が得意です。

品川結貴

作ることから始まる、地域と商品づくりの実践

KIBOは、福井県のクラフトビール醸造所 OUR BREWING と連携し、
福井の食材を活用した新商品づくりを実践的に学ぶ全6回の講座を企画・運営しました。


本講座は、単なる「体験型ワークショップ」ではなく、
素材理解・製造・アップサイクル・ブランディング・商品発表までを一貫して行う、商品開発プロセスそのものを体験するプログラムです。


東京と福井を行き来しながら、参加者自身が「造り手」となり、
地域資源をどう活かし、どのように価値として届けるのかを、実践を通して学びました。


企画背景|地域素材を“学び”と“商品”につなげる

福井県は、米・大麦・梅など、クラフトビールとの親和性が高い農産物を多く有しています。
一方で、収穫時期の短さや担い手不足により、流通に乗らない素材や未活用資源が存在するという課題も抱えています。


今回の講座では、その象徴として「完熟梅」を副原料に選定。
福井県産完熟梅「おひさまのこ」を題材に、
アップサイクルの視点を取り入れた商品開発を行いました。


KIBOは、素材提供者・醸造所・受講者をつなぐハブとして、
「学びながら、実際に売られる商品を生み出す」設計を行いました。


プログラム設計|知識から実装までを一気通貫で

本講座は、以下の6つのステップで構成されています。




  • クラフトビールの基礎知識と製造理解




  • 地域素材とアップサイクルの現場理解




  • ブランド設計・ターゲット設定




  • 醸造所での製造体験(福井現地)




  • 完成商品の試飲・お披露目・発表




  • 投票結果を踏まえた最終デザイン決定




製造を担ったのは、OUR BREWING
代表の 岡田朋大 氏から、
醸造の考え方や地域素材への向き合い方を直接学ぶ機会を設けました。


また、東京会場には ふくい南青山291 を活用し、首都圏と地域をつなぐ実践の場として機能させています。


KIBOの役割|企画・設計・運営を一貫して担当

KIBOは本プロジェクトにおいて、以下を担当しました。




  • 講座全体の企画設計・カリキュラム構築




  • 醸造所・素材事業者との連携・調整




  • 商品開発・ブランディング講義の設計




  • お披露目会・発表設計・運営




「商品を作ること」と「人を育てること」を分けず、
地域にとっても、参加者にとっても価値が残る形を重視しました。


成果と価値



  • 実際に販売されるクラフトビール商品を創出




  • 受講者が“消費者”から“造り手”へと視点転換




  • 地域素材・未活用資源の新たな活用モデルを提示




  • 醸造所・アンテナショップ・参加者の新たな関係性を創出




KIBOは、今後も
「学び × 商品開発 × 地域資源」を掛け合わせた実践型プログラムを通じて、
持続可能な食とものづくりの仕組みづくりを支援していきます。


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