島根県
地域の食材を活かした、シンプルで美味しいメニュー開発を得意とする料理人。
提供現場のオペレーションまで踏み込んだ、再現性と持続性のあるレシピ設計を強みとし、
メニュー企画・開発からスタッフへの落とし込み、品質を維持するための現場マネジメントまで一貫して対応。
現場と経営、双方の視点を踏まえた「実行できるメニューづくり」を行っている。
KIBOは、島根県出雲市にある古代出雲歴史博物館 と、
都内で島根の魅力を発信する拠点日比谷しまね館 をつなぐ
コラボレーション企画として、「古代出雲を楽しむ限定メニュー」 の企画・運営を行いました。
本企画は、博物館で展示される古代出雲の世界観を、
“見る”から“味わう”体験へと拡張することを目的としています。
古代出雲歴史博物館は、古代出雲大社の高層神殿模型や国宝青銅器群など、
出雲の精神文化と歴史を今に伝える重要な施設です。
一方で、その魅力は「現地で鑑賞するもの」に留まりがちで、
日常の暮らしの中で体感する機会は限られていました。
KIBOは、歴史や考古学を、親しみやすい“食の体験”に翻訳することで、
幅広い層に古代出雲への関心を持ってもらう企画を構想しました。
本企画では、「学術的な正確さ」と「楽しさ」の両立を重視。
古代出雲の象徴である古墳をモチーフに、
味だけでなく、見た目や体験プロセスにも意味を持たせた
2つの限定メニューを開発しました。
中央に古墳をかたどった雑穀ご飯を配した、“見て楽しい・食べて満足する”一皿。
しまね和牛のすじ肉を贅沢に使用し、10種以上のスパイスで仕上げたマサラカレーは、
時間をかけて煮込むことで、ほろりとほどける食感と奥行きのある旨みを実現しました。
遊び心のあるビジュアルと、
大人も満足できる本格的な味わいを両立しています。
こちらは「発掘」をテーマにした和スイーツ。
スコップ型スプーンで掘り進めながら、
三層の味わいを楽しむ構成としました。
銅鏡を模したクッキーや出雲あんこを添え、古代出雲の世界観をデザートとして表現しています。
本企画では、
というバランスを意識しました。
来店者が
「なぜ古墳の形なのか」
「出雲とどんな関係があるのか」
と会話を生み出すことで、食を入口に、歴史への興味が広がる導線を設計しています。
KIBOは本企画において、以下を担当しました。
単なるタイアップではなく、文化施設の価値を、都市生活者の体験へと橋渡しする企画として設計しました。
KIBOは今後も、地域文化 × 食 × 体験設計を軸に、
歴史や文化を“今の暮らしに接続する企画”を展開していきます。